強迫性障害とは⑩私の場合の寛解
14歳ごろに強迫性障害を発症し、それから児童精神科に通院するようになり、薬物療法で抗うつ剤のアナフラニール を服用するようになった私。
鍵のかけ忘れや忘れ物がないか、手が汚れてないかなど、気になるということが消える、そこまでの改善は見られませんでした。
でも確認行為を我慢することができるようになり、日常生活に多少支障はあるが、問題なく暮らせるところまで、回復できました。
その後バイトを始めてみたり、休みの日は出かけてみたり、少しずつ明るい時間を過ごせるようにもなっていきました。
こんな明るい気持ち、前向きな気持ちになることができたのは、主治医の先生、家族や友人のおかげです!
その後行動範囲もどんどん増え、以前のような積極的な自分も戻ってきました。
離脱症状が怖いので、かなり慎重に時間をかけて減薬を進め、14歳から飲み始めた抗うつ剤を完全に飲まなくなったのは、18歳の頃だったと思います。
そこから18歳〜21歳までは、あまり強迫性障害
の症状なく過ごしていましたが、結婚して子育てを始め、また薬との付き合いが始まる日が来ます。
強迫性障害というのは、やはり完治は難しいのかもしれません。
ですが、きちんとした治療を受けることで、少しずつでも自由な生活に近づくことができると思います。
ただの潔癖症、仕方のないことだと思わず、ぜひ一度、医師に相談してもらいたいです。