不安障害でも大丈夫

不安障害(パニック障害、強迫性障害)を抱えながら、5歳と3歳の子育てをしているシングルマザー、

強迫性障害に効く薬とは

強迫性障害の発症原因には、性格、生育環境、ストレスなど、様々な要因が関係していると考えられていますが、なぜ強迫性障害になってしまうのか?ということは、まだはっきりとした原因はわかりません。

 

ですが、症状の現れるタイミングや、悪化してしまう要因など症状を把握し、積極的に治療に取り組むことで、治すことも可能な病気となっています。

 

たとえば、鍵のかけ忘れのチェックをします。

一度のチェックで鍵は確実にかかったことがわかりました。

強迫性障害の人はここで、もう一度鍵のチェックをします。確実にしまっていることをわかっているのに、です。

 

こういった確実に大丈夫だとわかっているのに、チェックをしてしまう、必要のないチェックをする事がストレス。

それが強迫性障害の症状です。

 

他にも色々な強迫観念、強迫行為があるため、悪化すると、ほとんどの時間を不安を消すための強迫行為に費やすようになり、まともな生活をおくれなくなります。

 

その為、自分の強迫観念や強迫行為にストレスを感じる場合は、少しでも早く、心療内科や精神科の先生に相談した方が良いです。

 

そんな強迫性障害の治療ですが、薬物療法と、行動療法があります。

 

強迫性障害に効く薬は、【抗うつ剤】といいます。

この抗うつ剤にもいくつか種類があるのですが、今回は強い効果のある、アナフラニールの事を書きますね。

 

アナフラニールは三環系抗うつ剤で、すごく効果が強いお薬です。ただ、効き始めるまでに、飲み始めから1〜2週間はかかります。

 

薬が効き始めると、初めはそんなに自覚がなくても、少しずつ、鍵の確認や手洗いの回数などが減っていくと思います。

 

強迫性障害の治療で使うアナフラニールは、症状に合わせて量を増減し、調整しながら飲んでいくことになります。

 

急な増量をすると副作用が出やすくなってしまう為、段階的に少しずつ増やしていく必要があります。

 

逆に急な減量をすると、離脱症状という頭痛や吐き気などの症状が出てしまう為、自己判断で減量しないようにしましょう。