薬と授乳③アナフラニール
あくまで私の場合なので、こういう例もある程度にお読みください。服薬は医師相談のもと、自己判断は決してしないでくださいね。
授乳する場合は服薬しない、それがもちろん一番良い。
でも授乳中でも飲んで大丈夫、そういって風邪や頭痛の時に処方してもらえる薬があったりする。
では精神科で出される薬はどうか?
とにかく殆どの薬は添付文書に授乳時はダメと書かれている。
そんな中、私の先生は色々な国内外の文献を確認して、病院の小児科の先生や薬剤師さんとも連携して処方を検討してくれた。
私は10代の重度の強迫性障害の頃、長男出産後~次男妊娠の約1年、アナフラニールを飲んでいました。
今現在は強迫性障害というほどひどいわけではないですが、今でも強迫観念と強迫行為があります。
詳しい症状はまた別の機会に書きますが、今の症状を抑えるにはアナフラニールが一番効くと感じていました。
それを先生に伝えたところ、
アナフラニールは授乳をしても比較的リスクの少ない薬になってきている、母乳に移行する量もかなり少ない、そういう文献がある
実際に読みながら説明していただき、少量であればそこまで心配せずに服薬できそうなことがわかりました。
もし赤ちゃんに影響が出るとすれば、寝すぎてしまったり、飲みが悪くなって体重が増えにくくなったりすることが考えられるよ、とも。
母乳をやめるほどのリスクはないと思うけど、100%安全とは言い切れないということです。
色々と検討してリスクを知った上で、アナフラニール を毎食10mg、処方して頂くことにしました。
10mgで母乳に移行する量は極めて少ないこと、しっかりと赤ちゃんの様子や体重を観察することでリスクは避けられる、そう思っての決断です。
アナフラニールを飲みはじめて、やはり少し私の不安障害は改善されました。
少量なので足りているわけではないですが、飲まないよりはずっと調子がいいです。
次男も生後6ヶ月になりましたが、全く異常はみられません。
体重、身長ともに大きめと言われるほどですし、発達も早めなぐらいです。
今のところ薬の影響は感じられないので、離乳まで母乳育児を続けていけたらと思っています。
色々な考え方があると思いますが、私は服薬しながらの母乳育児を選びました。