強迫性障害とは⑥初めての抗うつ薬
児童精神科のある病院に通院をはじめた私。
そこは保護者の付き添いが必要だったので、母と一緒に通うことになりました。
精神病院というと暗いイメージがありましたが行ってみると、あまり普通の病院と変わらないように思えました。
大きな病院だなぁと思ったのを覚えています。
私の担当医は女性で、とても落ち着いていて、しっかりとした方。
いつも人の顔色を伺ってしまう私にとって、いつも冷静で変わらない先生に安心できました。
初診の時は家族や親戚の病歴、生まれてから今までのこと、現在の症状など、問診が結構長かったと思います。
その後心電図や血液検査など内科的な原因がないことを調べ、私は強迫性障害と不安障害、睡眠障害だと診断されました。
強迫性障害の治療には主に二つ、「薬物療法」と「認知行動療法」があります。
私の場合は薬物療法がメインでした。
抗うつ薬をメインに、初めての薬が色々処方されました。
アナフラニールは古い薬で、効果も強いが副作用も強いと言われています。
ほかにも副作用の少ない新しい薬が色々ありますが、私の場合は重度の強迫性障害だったので、強い効果があるアナフラニール の処方でした。
強迫性障害とはっきりと診断され、この時から私の精神科の薬との付き合いがはじまりました。