強迫性障害とは⑤児童精神科
この頃、毎日のほとんどの時間を、強迫観念と強迫行為に費やすようになっていました。
家族も私がおかしい事には気づいていたと思います。
鍵かけ忘れてない?としつこく聞いたり、私の物には触れないで…など、家族を巻き込みはじめていました。
でも当時は色々あり両親と距離があったので、私の状態を普段指摘するようなことはあまりなかったです。
見て見ぬ振り、と言ったら少しきつい言い方ですが…。
ですが後日、決定的なことがありました。
それは一気に上がった水道代。
毎日毎日ひたすら手を洗ったりシャワーを浴びたりしていたので、通常では考えられないような水道代がかかっていたのです。
さすがに両親から異常だよと言われました。
このままではまずいから、病院に行ってみようと。
この時はまだ、私も家族も強迫性障害という病気があることは知りませんでした。
母は市の支援センターに相談してくれ、当時14歳だった私は初めて精神科へ通院することとなりました。
普通の精神科では18歳未満は診ていないことが多いらしく、児童精神科のある大きな精神病院へ通院が決まりました。