強迫性障害とは③辛い潔癖
私の経験した強迫性障害の症状で一番辛かったのが、潔癖の症状です。
とにかく四六時中、自分の手が汚染されているんじゃないかと考えてしまいます。
身の回りの物、服、自分の髪や皮膚でさえ汚いと思えました。
シャワーには2時間以上かかり、何度シャンプーやボディーソープで洗っても洗い足りません。
上がろうと思って体を拭くタオルが汚い気がして全身洗い直し、いつまで経ってもお風呂場から出られないんです。
トイレに行けば手をひたすら洗う。
ハンドソープも一日一本近く使ってしまい、洗った後はティッシュでないと拭けません。
常に手は自分の肌にすら触れることができず、何か触れてしまうと手洗いせずにはいられませんでした。
どんどんと潔癖が悪化してしまい、最終的には1日のほとんどを手洗いに費やしました。
無意味だと分かっていても、どうしても洗わないと気が済まないのです。
洗っても洗っても不安は消えないのに。。
そんなことを繰り返して、手は荒れてボロボロ、水道代は何万円にもなりました…。
布団に入っても強迫観念に苛まれて眠ることが出来ず、不眠症にもなってしまい、毎日地獄のような日々。
この頃の私は強迫性障害という病名も知らず、強迫観念と強迫行為のために生きているような状態。
生きていることが辛くてしんどくて、どんどんと精神的に追い詰められていきました。。