強迫性障害とは④加害恐怖
強迫性障害による重度の潔癖により、日常生活もまともに過ごせなくなった頃、新たに症状が出てきました。
それは加害恐怖。
ほとんど引きこもっていましたが、自分が気がつかないうちに他人を傷つけてしまったのではないか、そんな恐怖に襲われるようになりました。
自分では寝ていたり外に出ていないと分かっているのに、無意識に何かしてしまっているのではないか?そんな風に思うのです。
絶対にありえないのですが…。
何度も何度も送信メールを確認したり、新聞やニュースなどで自分がニュースになっていないか…今思えば馬鹿げているのですが、強迫性障害が一番酷かった頃はそんな不安に毎日苛まれて、強迫行為が止まりませんでした。
のちに精神科に通うことになりますが、通院時の道のりも誰かを傷つけていないか、何度も後ろを振り返り、帰宅してはニュースを見ることになります。
毎日が辛く、生きていることが無意味な気がしました。
強迫性障害はとても辛い病気です。