不安障害でも大丈夫

不安障害(パニック障害、強迫性障害)を抱えながら、5歳と3歳の子育てをしているシングルマザー、

会食恐怖症〜人前でご飯を食べられない

私はパニック障害強迫性障害など、いくつかの不安障害を抱えながら日々過ごしています。

 

調子が悪い時は、ショッピングに出掛けたり、友人と食事をしたり、当たり前のことがなかなかうまく出来ません。

 

特に会食恐怖症というべきでしょうか、人と外食が出来ない事がとても辛いです。

 

小さい頃から度々悩まされてきました。

過去に不登校になるきっかけとなった出来事ですが、給食が食べられなくなってしまった事もあります。

 

長男を出産して1年ごろ経った頃、パニック障害の発症と同じ頃に、会食恐怖症の症状もまた出ました。

 

それまで外食は普通にしていて、むしろ家族で外食するのが週末の楽しみでした。

 

その日はいつも通り家族でショッピングに出掛け、遅くなったので夕飯を食べて帰ろうという事になりました。

 

フードコートでそれぞれ好きなものを頼み、食べようという時になって、急に目眩がしはじめました。

 

箸を持って食べようとするのですが、口に入れる前に飲み込まない気がしてしまい、最初の一口が食べられません。

 

夫にどうした?と聞かれ、なんでもないと答えてしまった私。

なんとか一口、頬張りました。 

 

飲み飲んだら死んでしまうのではないか、そんな気がして飲み込めません。

次第に冷や汗と手足な震えが出てしまい、涙目になりながらトイレに行きました。

 

この日、全く食べることができませんでした。

それがとてもショックで、外食に行く予定があるたび、前日から調子が悪くなりました。

 

それからしばらく、外食ができない期間が続きました。

 

精神科に通い、頓服の抗不安薬を飲むようになって、なんとか外食もできる日が出てきました。

 

ただ、家族以外の友人達と食べる時は、薬を飲んでいても喉の詰まり感がひどく、ちょびっとしか食べられません。

 

友人達は無理しないでね、大丈夫だと言ってくれます。

 

過去に全く外で食事を出来ないこともありましたが、今は100%いつも出来ないわけではありません。

 

抗不安薬を飲みはじめてから、外食前に抗不安薬を飲めば、元どおりとはいえませんが、外食もできるようになってきました。

 

子供を連れての外出が怖い

長男が1歳になった頃、パニック障害が再発しました。

 

はじめは近所の買い物中になんだか目眩がする程度から始まり、これがパニック障害の前触れだとは思いませんでした。

 

ちょっと疲れていたこと、長男が1歳になって少し気が緩んだこと。

そういったことがきっかけになったのかもしれません。

 

買い物中の目眩はたまたま疲れが出たのだろうと、あまり気にしていませんでした。

 

ですが買い物に行くたび、目眩と同時に胸がざわざわとし、動悸がするようになったんです。

それは日に日に悪くなる一方。

 

そしてある日突然、買い物中に死んでしまうんじゃないかというような、苦しさに襲われたんです。

 

その時は長男をベビーカーに乗せてきていました。

 

とても買い物どころではなくなってしまい、買い物カゴは置いたまま、なんとかベビーカーを押して外へ。

お店の近くにあったベンチに座り、ただただ苦しさの波が去るのを待ちました。

 

息子はとても不思議そうに私を見ていて、自分の弱さに涙が止まりませんでした。

 

それから予期不安でスーパーに行くのが怖くなり、買い物に出掛けなければいけないと思うだけで手足が震えて、ひどい時は過呼吸を起こすこともありました。

 

心療内科に通院し、抗不安薬の頓服を飲みはじめるまでは、一人で子供を連れて外出することは出来なかったです。

 

もしも倒れてしまったら息子はどうなるんだろう?

そんな恐怖が予期不安を悪化させました。

 

 

 

やめられないルーティンは強迫性障害かも

もともと几帳面な性格ではあるのですが、強迫性障害になってからは、几帳面という言葉では言えないほど、些細なことまで自分のこだわりがありました。

 

たとえば、リモコンはここにこの向き、カップはここにティッシュを1枚敷いて置く、鞄の中身は全て番号順に定位置に入れる…など、本当に多くの決め事をつくり、無意味だとはわかっていながら、毎日繰り返すのです。

 

朝起きるととにかく長いルーティンを繰り返しました。

そのルーティンをやり終わらないと、ずっとそのことが頭から離れず、強迫観念と不安がひたすら続きます。

 

自分の意思でやめられないルーティンは、あなたの時間と心を奪います。

ルーティンがやめられないのは、強迫性障害の症状かもしれません。

 

悩んでいるなら、心療内科に行ってみることが大事です。

 

 

 

 

精神科へ通院してるって言いづらい

10代の頃、強迫性障害パニック障害などの不安障害を発症したとき、初めて心療内科や精神科に行きました。

 

当時は家族や親しい友人などの支えや理解があり、なんとか乗り越えることができました。

 

ただ不登校だったので、同級生などに打ち明ける機会はありませんでした。

強迫性障害がひどくなり、自宅に引きこもりはじめてからは、他人と声を交わすことすらなかったです。

 

ですが、今は私も二児の母。

不安障害の症状がきつくて、引きこもりたくなることもありますが、なかなかそうも言ってられません。

 

来年度から長男は幼稚園なので、なおさら他人と話す機会が増えていくかと思います。

 

でもママ友のような付き合いをすることがあって、もし私が人前でパニック発作を起こすようなことがあったら、どうしたらいいのか今から不安です。

 

精神科に通院してるって、なかなか言いづらいと思います。

 

先日幼稚園の入園説明会に行ったのですが、会場の中へ入った途端、パニック発作に襲われました。

 

原因は、狭い空間に沢山の人が集まっていたからだと思うのですが、このことで人前でまたパニックを起こすのではないかという予期不安が出てきました。

 

通院していることを聞いて、この人大丈夫かな…と思われるのが怖いんです。

 

実は不安障害という人は居ると思うのですが、そのことを素直に話すことが出来る人は、少ないのではないでしょうか。

 

もっと不安障害という病気への理解ある社会になってほしい、そう願います。

強迫性障害体験談〜不潔恐怖

強迫性障害には色々な強迫観念がありますが、そのなかでも不潔恐怖というものがあります。

 

私自身も一番辛かった症状で、不潔恐怖の強迫観念や、それを振り払うための強迫行為で、日常生活がままならないまでに追い込まれました。

 

具体的に不潔恐怖というのはどういうことかというと、自分の身体や身の回りの物などが汚いのではないかと不安になる状態です。

 

たとえば物を触った手が汚れてるのではないか、外出した身体が汚いのではないかなど、人によって様々な強迫観念があります。

 

私の場合はまず、自分の手が汚いのではないか(ウイルスや汚物の付着)という強迫観念からはじまり、身体や服など、自分自身全部が汚いのではないかという、恐怖や不安でいっぱいでした。

 

その考えが四六時中頭から離れず、なにも触れられず、常に手を前に出し、なにも触れないよう細心の注意をはらって生活していました。

 

そしてその不潔恐怖を打ち消すために、強迫行為がどんどんエスカレートしていきます。

 

触ってしまったら手をとにかくひたすら洗ったり、洗っている最中で跳ね返ってきた水が1滴でも掛かったら、また手洗いを最初から洗い直す。

 

お風呂には入らず、シャワーを浴びるのにも何時間もかかり、身体中をティッシュで拭く。

 

他にも洗濯を何度も何度も繰り返し、少しでも汚れたと思ってしまうと、1日何度でも着替えるしかありませんでした。

 

自分でも汚れていない、気のせいだ、気にしても仕方ないと、自分の強迫観念のおかしさはわかっているのに、それを拭うための強迫行為をやめたくてもやめられないのです。

 

そんな生活をするうちに不眠症で眠れなくなり、強迫性障害の症状に加えて、パニック障害鬱状態で苦しむことになりました。

 

強迫性障害の不潔恐怖は、四六時中襲ってきます。

気の休まる時がありません。

 

私は病院で強迫性障害の診断を受けるまで、そんな病気があることを知りませんでした。

 

よく潔癖症という言葉で片付けられますが、自分自身が不潔恐怖にストレスを感じたり、辛く苦しいと感じた時点で、それは強迫性障害です。

 

強迫性障害薬物療法や行動療法など、治療によって軽くしたり寛解することができる病気です。

 

一人で悩まず、ぜひ一度心療内科や精神科に相談してほしいと思います。

 

授乳&アナフラニールの増量

前回の通院で強迫性障害の治療のために飲んでいる、アナフラニールの増量が決まりました。

 

授乳中ということもあり、就寝前のアナフラニールだけを1錠から2錠へ増量しました。

 

就寝前だけのアナフラニールを増量するのは、日中に副作用の眠気が出ないようにとの考慮です。

 

正直、アナフラニール10mgを1錠増やしても、劇的な効果があるとは思えませんが、多少でも強迫観念が落ち着いてくれればいいのですが…。

 

アナフラニールを増量してみて、たしかに多少眠気と身体のだるさが出ています。

ですがアナフラニール飲み始めの副作用に比べれば、ほんとちょっとしたものです。

 

授乳中なので、服薬と授乳するタイミングに気を使うのですが、今回は就寝前のアナフラニールを増量。

薬を飲んだ直後に授乳し、夜中は授乳なしで過ごし、朝起きたら授乳するという感じです。

 

息子の様子に変化はなにもなく、発達や成長もなんの問題もなく元気に育っています。

 

自分の治療のことを考えると、出来るだけ早く卒乳できたらと焦ってしまいますが、幸せそうな息子の顔を見ると焦らなくていいな…そんな風に思えます。

 

授乳と服薬の両立は難しいです。

薬をやめたり、服薬するならミルクにしたり、色々と考え方ややり方があると思います。

私は主治医の先生と話し合い、今の服薬量なら母乳で大丈夫だろうということで授乳を続けています。

 

強迫性障害など不安障害で悩んでいるお母さん、一度病院に相談してみてください。

 

コーヒーとパニック障害

コーヒーを飲んでリラックス…

 

よく見る光景ですが、パニック障害の人にとって、あまり良くないと言われているのがコーヒー。

 

コーヒーのカフェインがパニック発作を誘発することがあり、できるだけ飲まない方がいいと言われているんです。

 

私もコーヒーを飲むと毎回ではないですが、動悸や目眩、吐き気など出る時があるんですよね…。

 

特に疲れていたり体調不良の時に飲むと、立ち上がれないほどの状態になることがあるので、そういう時は気をつけるようにしています。

 

元々コーヒーは大好きで、パニック障害を発症する前は全く平気でした。

仕事をしていた時は一日中、ブラックコーヒーを片手に過ごしていたほどです。

 

なのでコーヒーをやめるのは、結構しんどい。

どうしても飲みたい!!って時があるんですよね。

 

そういう時はノンカフェインのコーヒーを飲むようにしています。

最近はノンカフェインのコーヒーを置いているカフェなども増え、嬉しいです。

 

特に用事がない日や体調のいい日は、思い切って普通のコーヒーを飲んでしまう日もあります。

10回飲んだら2回ぐらいは動悸がしてしまいますが…。

 

コーヒーのせいだなっていうのがわかっているので、頓服とたくさん水を飲んで、冷静にやり過ごすようにしています。

 

そういえば、不思議とコーヒー以外のカフェインでは、具合が悪くなったことはないです。

紅茶や緑茶、抹茶なんかも普通に飲んでいます。

 

電車やバスに乗る時はパニック発作が出やすいので、念のためカフェインの入ったものは摂らないように気をつけています。